寄付・募金
「どのような基準で寄付先を選べば良いのだろう」
「寄付先をどこにしようか迷っている」
災害時、一刻も早く寄付したいけど、
一体どこに寄付すればいいのか・・・
そこで、これを見れば、
すっきりスピーディーに寄付ができるのを作ってみました。
【おすすめ団体を4つ紹介】
寄付先1:公益財団法人 日本ユニセフ協会
ユニセフは190の国と地域で子どもたちの命と健やかな成長を支えるため、保健、栄養、水と衛生、教育、児童労働などからの子どもの保護、緊急支援・人道支援の分野で活動しています。活動を通して「すべての子どもの権利が実現される世界」を目指しています。
ユニセフでは、毎月定額を寄付できる「マンスリーサポート・プログラム」への協力を呼び掛けており、オンライン上で手続きが可能です。
寄付先2:認定NPO法人 カタリバ
カタリバは、自身ではどうすることもできない家庭環境などの課題を抱える子どもたちを対象に、居場所・学習・食事を地域と連携しながら届ける活動などを行っています。
活動を通じて「すべての10代が意欲と創造性を育める未来」の実現を目指しています。
子ども達への支援方法や寄付額は、オンライン上で選択することが可能です。
寄付先3:認定NPO法人 Learning for All
Learning for All は、さまざまな理由で生きづらさを抱える子どもたちに学習支援、居場所提供、食事提供などを行いながら、保護者たちのサポートも行っています。さらに、支援のノウハウを展開したり、ノウハウを共有するしくみを構築しています。
活動を通して「子どもの貧困の本質的解決」を目指しています。
Learning for All を通じて子ども達を支援したい場合、オンライン上での手続きが可能です。
寄付先4:特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan):世界14カ国で難民を支援
AAR Japan[難民を助ける会]は世界14カ国で紛争・自然災害・貧困などにより困難な状況に置かれている人々を支援しています。現在は日本の他にアジア、中東、アフリカの12の国に事務所を持ち、難民支援や地雷不発弾対策などの活動を行っています。
活動を通し、一人ひとり多様な人間が、各々の個性と人間としての尊厳を保ちつつ共生できる、持続可能な社会を目指しています。
クレジットカードやふるさと納税、チャリティグッズの購入などで寄付ができ、いずれもオンライン上での手続きが可能です。
寄付と募金の違いは?
よく迷うのが、
寄付と募金の違い。
寄付とはお金やモノを無償で第三者に譲渡すること。
たとえば孤児院などにまだ使える古着やおもちゃを譲渡したり、慈善活動を行っているNPO団体にお金を譲渡したりする行為が「寄付」にあたります。
一方の募金。
募金とは、寄付を受ける側の活動、つまり金銭を募って集める活動のこと。
お金を贈る=寄付、寄付を募る=募金。
しかし実際には、募金箱に金銭を入れること(=寄付)も募金と表現されることが多いです。
まとめると、
寄付と募金の違い
寄付と募金の違いは、お金を贈る側か集める側かの立場です。募金とは、金銭を募って集める活動のことを指します。
募金箱にお金を入れながら「募金するね」という表現は厳密には誤りで、「寄付する」というのが正しい表現です。
しかし実際には、募金箱に金銭を入れる行為も、「募金する」と表現されることがあります。
とはいえ厳密には違う意味を持つので、「お金を贈る場合は“寄付”」「お金を集める場合は“募金”」と覚えておくといいでしょう。
寄付は意味がある?
信頼できる団体に寄付したお金は、遠い場所で困っている誰かのために使われるため、寄付することは十分に意味のあることです。
寄付がどのように役立っているか疑問に感じる場合は、NPO団体などのホームページに掲載されている「活動報告書」や「年次報告書」をチェックしてみましょう。その団体が寄付金をどのように活用しているのかが分かります。
寄付することに迷いがある場合は、「自分のため」に寄付することを考えてみてはいかがでしょうか。個人の寄付には以下のようなメリットがあります。
- ・自分自身の幸福感が増す
- ・自分が信じる価値の実現に近づける
- ・自分のことを善い人間だと思える
- ・時間や場所に捉われず社会貢献ができる
- ・寄付金控除の対象であれば節税にもなる
- ・知識が増える
- ・新たな人脈や世界が広がる
納得感のある寄付先を見つけるには?NPO団体の選び方を3つ!
「寄付をしたい!」と思っても本当にきちんと支援に使われているのか、不安になることがありませんか?
そこで、これから寄付を始める人のために、3つの選び方を解説します。
おすすめする団体の選び方は下の3つ。
- 信頼できるところに寄付する
- 自分が問題だと思うことに取り組む団体に寄付する
- 寄付の使い道がわかりやすいところに寄付する
もちろん、選び方に該当しない団体を否定する訳ではありません。
あくまで選び方の一例としてご覧いただければ幸いです。
選び方その1:信頼できるところに寄付する
法人格のあるNPO団体は、事業報告書や決算書類を毎事業年度、所轄庁に提出しなければならなかったり、貸借対照表を公告することが義務付けられていたりするなど、情報公開がなされ透明性のある運営が期待されています。
また、認定NPO法人の場合は、認定基準を満たした運営と体制が必要であり、より公益性や信頼性を求められるのが前提です。
活動規模が大きいということは、継続的に活動を行いながら、活動の範囲や支援の対象者(受益者)を広げてきていたり、活動の質と量を高めてきていたりすることが考えられます。
寄付者が多い=共感を呼ぶ活動や、寄付者の信頼や思いに応える活動、寄付者が安心できる運営をしていることが考えられます。
特に継続的な寄付者が多い団体は、寄付者とのコミュニケーションも丁寧になされていることが想像されます。
選び方その2:自分が問題だと思うことに取り組む団体に寄付する
団体のビジョンやミッション、活動内容そのものが、団体の存在価値であり意義でもあります。
実績や成果が挙げられている団体も魅力的ですが、成果がすぐ出る活動ばかりではありません。
困難な問題や、なかなか気づかない問題への取組みは、寄付でこそ支えられる活動です。
選び方その3:寄付の使い道がわかりやすいところに寄付する
NPOは多くの人の参加と協力が特徴であり、その前提は情報公開です。
寄付者にとって必要な情報がわかりやすく発信されていれば、安心して寄付を託すことができます。
特に資金的な情報開示と定期的な活動レポートの更新がポイントです。
寄付をするときによくある3つの疑問
【よくある疑問】
- 寄付は少額でもできる?
- 寄付をすると税金の控除がある?
- 寄付してはいけない団体はある?
1.寄付は少額でもできる?
寄付は少額でもできます。
団体により異なりますが、1,000〜3,000円くらいから寄付できるところが多いです。いくらから寄付できるか、支援したい団体へ一度確認してみましょう。
2.寄付をすると税金の控除がある?
寄付は特定の団体にすると、税金の控除(寄付金控除)を受けられます。
確定申告が必要になりますが、寄付をしたいと考えている人には嬉しい仕組みです。ただし寄付金控除を受けるには
・寄付金控除の対象団体に寄付する
・確定申告を行う
・年間2,001円以上の寄付をする
などの条件があります。
3.寄付してはいけない団体はある?
下記の特徴に当てはまる団体へ寄付を考えている人は、一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。
- ・情報開示を定期的に行っていない
- ・寄付の使途について記載がない
団体ホームページで上記の記載がない場合、寄付を見送った方が良いかもしれません。
寄付とは困っている誰かを支援すること
ここまで寄付の意味や他の類似用語の違い、寄付の方法、寄付をする団体の選び方について解説しました。まとめると、
- ・寄付とは募金活動している組織に金銭やモノを贈ること
- ・寄付は困っている人を支援する意味のある行為であること
- ・寄付をする前に信頼できる団体かをチェックすること
寄付をしたいと考えている人は、ぜひ参考にしていただいて、支援したい団体を見つけてください。
疑問点がある場合は、サイトで確認したり、電話やメールで直接問い合わせしてみましょう。
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