ミサイル落下
防災は、自然災害ばかりではありません。
自然だけが相手ではなく、国外からの脅威、すなわち外国からの攻撃にも備える必要があります。
それが、今回の北朝鮮からのミサイル落下時の対応です。
万が一、北朝鮮からのミサイルが自分の街に落ちたら?
そんなことを想定したことがありますか?
今の時代、どんなことが起こるか分かりません。
アメリカ大統領選も迫っています。
米国が日本を守ってくれるとは言っていますが、隣国の韓国や北朝鮮からの脅威に対しては、日本はほぼ無防備と言ってもいいのではないかと思います。
対中国には、日々自衛隊が訓練しているようですが、ましてや北朝鮮相手には訓練などしていないのが事実です。
そこで、ミサイル落下時の防災、真剣に考えてみましたので、ご覧ください。
ミサイル落下時の注意点
もし本当にミサイルが落下すると爆発が起こるだけでなく、火災など二次災害の危険性もあります。最後に、さまざまな状況を想定し、注意したいポイントをまとめました。
避難場所へ行く際の注意点
爆発などがおさまったら、避難所へ移動します。外出中にミサイルが落下した場合は、その場所から避難所へ直行するケースが多いですが、自宅や学校、職場などから避難するときには、建物から離れる前にできる限り次の行動を取るようにしましょう。
・ガスの元栓を閉める
・コンセントを抜く(冷蔵庫は抜かない)
・長袖・長ズボン、帽子、マスク、頑丈な靴など避難に適した服装に替える
・身分証明書(パスポートや運転免許証など)を持って避難する
・戸締まりをしっかりとする
・近所の人と声を掛け合って避難する
・行政の指示に従い、避難経路や手段を選ぶ
周辺で爆発が起こった場合の注意点
ミサイル落下地点付近では、激しい爆発が起こります。周辺で爆発が起こった場合には、どのような行動が求められるのでしょうか。
・安全を確保するため、姿勢を低くして頭を守る
・落下がある場合はおさまるまでテーブルの下などで待つ
・爆発が起こっているポイントからできるだけ速く離れる
・警察や消防の指示に従い行動する
・行政機関からの情報を速やかに収集する
がれきに閉じ込められた場合の注意点
爆発が起こって建物などが倒壊すると、がれきに閉じ込められてしまう可能性もあります。ミサイル落下、閉じ込めと非常事態が続くとパニックに陥ることがありますが、救助を待つあいだに注意したいのは、以下の点です。
・灯りの代わりにライターやマッチは使用しない
・粉じんが立つ可能性があるので動き回ってはいけない
・口や鼻をハンカチなどで覆う
・配管など大きな音が出そうなものがあれば叩き、居場所を知らせる
・粉じんを吸い込む可能性があるので、大声を上げるのは最後の手段に
火災発生時の注意点
ミサイル落下の影響により、近くで火災が発生することもあります。火災発生時には、できるだけ早く建物から避難しましょう。このとき、姿勢を低くして煙を吸い込まないようにします。
また、ハンカチなどを口や鼻にあてることも忘れてはいけません。
ミサイル落下時は正しい情報収集で迅速な避難を
ミサイル落下は起こらないに越したことはありませんが、いつ起こってもおかしくない状況にあることは確かです。もし落下した場合には、まず自身の身を守るための行動をとること、そして正しい情報を収集し、迅速に避難することが求められます。
そのための知識を蓄え、万一のときに備えましょう。
最後に
内閣官房より、国民保護ポータルサイトも作られています。⇒ こちら
たとえば、具体的に例を示しておきます。参考にしてください。
弾道ミサイル飛来時の行動に関するQ&A
出典 内閣官房 国民保護ポータルサイト
情報伝達の概要について
Q1 どのような場合にJアラートが使用されるのでしょうか。
A1 全国瞬時警報システム(Jアラート)は、弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海を通過する可能性がある場合に使用します。
逆に、日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海を通過する可能性がないと判断した場合は、Jアラートは使用しません。
なお、領海外の日本の周辺海域(排他的経済水域(EEZ)等)にミサイルが落下する可能性がある場合は、Jアラートは使用しませんが、船舶、航空機に対して迅速に警報を発します。
Q2 実際、どのように情報伝達が行われるのでしょうか。
A2 政府からJアラートにより情報伝達があった場合は、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・緊急速報メールが配信されます。
詳しくは消防庁のホームページをご確認下さい。
Q3 「ミサイルが発射された」との情報伝達があった場合は、どうすれば良いのでしょうか。
A3 弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合には、弾道ミサイル発射の情報を伝達し、避難を呼びかけます。
屋外にいる場合は近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下(地下街や地下駅舎などの地下施設)に避難してください。
屋内にいる場合は、すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下があれば直ちにそちらに避難して下さい。それができなければ、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。
なお、ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合には、その時点で改めて、ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し、直ちに避難することを呼びかけます。
・・・
Q15 「ミサイルが落下した」との情報伝達があった場合は、どうすれば良いのでしょうか。
A15 続報を伝達しますので、引き続き屋内に避難して下さい。
弾頭の種類に応じて被害の様相や対応が大きく異なります。
そのため、テレビ、ラジオ、インターネットなどを通じて情報収集に努めてください。
また、行政からの指示があればそれに従って、落ち着いて行動してください。
もし、近くにミサイルが着弾した場合は、弾頭の種類に応じて被害の及ぶ範囲などが異なりますが、次のように行動してください。
屋内にいる場合は、換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして室内を密閉してください。
屋外にいる場合は、口と鼻をハンカチで覆いながら、現場から直ちに離れ、密閉性の高い屋内の部屋または風上に避難してください。
Q16 国民保護サイレン音はどのような時に鳴るのですか。
A16 Jアラートを使用すると市町村の防災行政無線などが自動的に起動し、屋外スピーカーなどから警報が流れますが、この時に原則として国民保護サイレンが鳴ることとなっています。
防災行政無線の設置状況などは、お住まいの市町村にお問い合わせください。
Q17 ミサイル情報を伝達するエリアメール・緊急速報メールの着信音は国民保護サイレン音なのでしょうか。
A17 津波や火山情報などに関するエリアメール・緊急速報メールと同じ着信音です。国民保護サイレン音ではありません。ミサイル情報のエリアメール・緊急速報メールの着信音は以下のサイトをご確認ください。
Q18 所有している携帯電話・スマートフォンが、Jアラート作動時にエリアメール・緊急速報メールを受信するか知りたいのですが。
A18 消防庁において、受信可能な機種かどうかの確認方法と、受信できない場合等の対策をまとめて、ホームページに公表しています。こちらをご覧ください。
「スマートフォンアプリ等による国民保護情報の配信サービスの活用」
以上、内閣官房より、実際に遭遇した時のために、どのような対応をとるべきなのか、具体的なことがたくさん掲載されています。とてもためになりますので、一度閲覧してみてはいかがでしょうか?
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